2020年は水素元年となる。
昨年末にNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)によって発表があってから約2ヶ月。
本当に、毎日のように新聞・TV・ニュースで水素についての情報が流れて来るようになりました。
今水素業界に携わっていて一番感じているのは、
【世間との認知度のギャップ】です。
普通に生活をしていて人と話をすると、
・今年が水素元年である
・オリンピックが水素の祭典である
・水素が医療認可されている
ってことを知っている人はほとんど居ません。
これは上記のような情報が流れてきていないのではなく、
「関心がない」から頭に残って居ないだけなのです。
そしてこのギャップこそが事業家としては大チャンス!
例えば、今や当たり前にありすぎて、話題にも上がらないインターネット。
そのインターネット元年とは、日本だと1995年になります。
当時連絡手段としてポケベル、テレフォンカードが一番使われていた時代。
その当時の人達に向かって、これからは
・一人一台パソコンを使うようになる
・物をインターネット上で買うようになる
・世界中どこに居ても電話が無料で使えるようになる
なんて言ったとしても、
多分「へー、すごい時代が来るんだね」と言って、自分ごとに捉える人はいなかったでしょう。
でも、このタイミングで、
そのインターネットの未来を自分ごとに捉えた人たちがいた。
それが今のGAFAや、日本だとソフトバンクや楽天などのインターネットを【世の中に仕掛ける側】となった人たち。
この人たちはインターネット元年という、ほとんどの人が全くインターネットを知らない時代から、インターネット事業を始めていた。
だからこそ今の栄光があるのです。
政府や巨大企業が水素に注目している。
でも、民間は全く注目していない。
水素元年はこんなタイミングとなるでしょう。
民間が気づく時には、すでに世の中への仕掛けが終わった状態。
今年1年の動きが、10年後の水素市場の鍵を大きく握ることになりそうです。
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